本編を最後まで読んだ。

・結局定理98が理解したかった定理であったわけです。本質的なアイディアといのはわかった気があするけどしかしアタマの中では、まだ抽象論と具体的計算が乖離している。故に、すっきりしない。残りの練習問題を解いてみて、少し時間がたったら、もう一度読んでみよか。たしかに、全体のながれもそれなりに明確だし、低次の場合と標数が0でない場合の例は豊富で、文句のつけようがない本だった。
・たとえば、一般相対論だと、等価原理というのを最初に理解すれば、あとはテンソルに慣れれれば論理展開に「迷う」ことはないけど、定理98の内容は、非常に多くの定理98のための概念を必要とするところが、消化不良を起しやすい原因で、そこに本質的な難しさがあるのではないか。というのが今の感想。
断片的な知識を、当たり前の事実として受け入れることができるようになりたいが、時間が必要かもしれない。